音楽とともにある日々

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ケーブル製作中に感じたこととか

これまで作っていたケーブルは途中スピンアウトしたものを除いて(40ミクロン×10)、いずれも単線です。現在我が家でステレオミニケーブルのリファレンスを務めているのは80μのリッツ線単線になります。リッツ線をバラすのがやたらめんどくさいという手間と引換に、ステレオミニケーブルとしてすばらしい解像度を引き出すことができます。

 

でもやっぱり面倒じゃないですか。バラさずにやってみようよということでやってみました。まずは元ネタです。ダイソーで販売しているステレオミニ延長ケーブル(3m)になります。最高のステレオミニケーブルはここから単線を作ることでできるのですが、今回は手間を惜しみました。

最初にプラグの部分をちょんぎって、黒い皮膜をケーブルストリッパー0.75で抜き取ります。皮膜はやわらかいのでそこまで難しくはありません。手間はあるのですが。

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黒い皮膜を取り外すとこのようなケーブルが出てきます。これはリッツ線といいまして、絶縁処理された超極細線(60~80μ)を撚ったものです。これを手持品のステレオミニプラグ(完成品を1本解体しました)から右写真のようにステレオミニケーブルとして組み上げました。

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んで肝心の音ですが・・・・・・・うーん。個人的にこれはイマイチ。100円ショップのステレオミニケーブルを無改造で使うよりはもちろん良いのですが、我が家のリファレンスケーブルと比較すると、フォーカスが甘い。ボーカルと客席の距離が少し遠く、曇っている感じです。我が家の既設品と比較しても劣るような。そのかわり、耐久性はベストクラスです。

 

・・・といいたいのですが、「普通に使う分」には47研究所 0.4mm単線「STORATOS」で作ったステレオミニケーブルか、40μ×10で作ったミニケーブルもしくは100μ単線のステレオミニで良い気がします。非メッキの単線と必要最低限のステレオミニプラグで作ったケーブルは実用性(音質)と耐久性のバランスを加味すると、ベストです。

 

なぜ「普通に使う分」なのかといいますと、手前味噌ながらDimension09及びエンジン「YA1」の実力の前ではこのクラスとリファレンスクラスのケーブルの差がわかるからです。ボーカルの声の透明感、オケの残響音(ピアノとかギターとかね)とか、ハッキリとした差が出るのです。

 

昨日オヤイデプラグと0.1mm単線でステレオミニ作り、NEUTRIK+80μリッツ線単線に勝てない、と記事にしてみたものです。妥協したくなかったのでオヤイデプラグと80μリッツ線単線にして再構築しました。鳴らしこみする前の段階からNEUTRIKのリッツ線単線と良い感じにやりあえるものに仕上がりました。

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結論。これまで22本作ったラインケーブル製作過程において、特に重要と感じたことをまとめておきます。(電源ケーブル及びスピーカーケーブルには全部は適用できません。あしからず)

  1. 芯線の本数は少ない方が良い
    ケーブルは振動します。芯線の中を信号が通れば、ケーブルが振動します。芯線の数が多くなれば多くなるほど、それぞれの芯線で干渉が発生するようで、振動処理がややこしくなります。1本であればその問題と無縁になれます。僕の耳では0.1mm単線と40μ×10本は0.1mm単線の方が良い音に感じました。 (このレベルならほとんど差は感じませんが、音量入れると0.1mm単線の方が澄んだ音に感じました。ぶらせぼかなぁ)
  2. 材質は細くて柔らかいのが良い
    音声信号は極めて微細なものです。小信号を通すのに太い線は必要ありません。線が太くなれば低音が出るようになりますが、それはケーブルが演出した音です。色付けのない音が好みなので、可能な限り細いものが良いと思います。柔らかい、というのは音声信号が通過する際におこるケーブルの振動を速やかに処理すること、それと芯線にストレスを与えないようにするためです。
  3. ハンダの使用は控えるべし
    これは腕にもよると思うのですが、ハンダで接合するのは結構技量が必要と思いますし、ハンダを使わなくても巻きつけることでプラグと芯線をくっつけることは可能です。ハンダはヘタすればいわゆる「ハンダの音」が乗ります。・・・といわれていますね^^
    沖縄で生まれた「知名オーディオ」の製品はすべてハンダを使っていません。電気溶接という技で接合しています。これはハンダによる音の歪みを排除するためです。実際ここの製品はJBLとかの高級機よりは良い音です。
  4. それ以外の素材も可能な限り使用を控えるべし
    安定性重視のため熱圧縮チューブによる締め付けや、サージカルテープによる固定をしてましたが、最終的に「最優秀」と感じたケーブル(オヤイデプラグ仕様ステレオミニケーブル)は、単に巻きつけただけです。下の写真がオヤイデプラグの中身です。左右チャンネルとグランドは内部構造で分離していますので、テーピングがいらないのです。
    P1030321

といった具合でした。あとは鉛玉によるカシメを行うかどうかですね。

個人的にはカシメなくても良いかな~と思っています。音質重視であればもちろんカシメるべきなのですが、鉛玉の重量によりケーブル輸送時にプラグと芯線が断線するリスクがあります。

ここから多少実用性を改善するのであれば、芯線を前に使ったピタット包帯で挟むことかな。これで多少中の線が強くなります。でも、たぶんこれもやりません。なんか聴いていて凄く「フィットしている」感じなんですよね。リッツ線単線+オヤイデプラグorNEUTRIKプラグのやつは。。。

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